徳島県弓道連盟は,「弓道を普及振興して国民体力の向上とスポーツ精神の涵養に資し、もって社会文化の進展に寄与すること」を目的として設立された公益財団法人全日本弓道連盟の下部組織で,公益財団法人徳島県体育協会に加盟している団体です。

本連盟は,徳島,三好,小松島,鳴門,阿南,丹生谷および阿北の7支部から構成され,中学,高校,大学生の他,約200名の一般会員を有しております。各支部には練習拠点となる道場があり,会員は毎日修練に励んでいます。

弓道は、多くの競技とは異なり、対戦相手は人でなく不動の的であり、自分と戦うところに大きな特徴があります。また,少年から年配の方まで、年齢や男女を問わず、それぞれ自分の体力に応じた強さの弓を使って一人で楽しむことができ,体力勝負ではないため,年齢男女の区別なく同じ土俵の上で競技できるところにも特徴があり、生涯スポーツとして適しています。

当連盟では,日頃の修練の成果を試すことができるように,多くの県内外会員との大会の開催と昇段審査を実施しています。

徳島県弓道連盟は全国的に見ると会員数の少ない組織ではありますが,国体での数多くの優勝と入賞,全日本弓道遠的選手権大会での優勝と多くの入賞、全日本弓道近的選手権(天皇杯、皇后杯)での何回もの入賞など,小さい連盟にしては活躍しており,平成10年度には全日本弓道連盟から最優秀地連として表彰されています。弓道修練の厳しさの中にも心温まる交流のある暖かい連盟運営を目指しています。

経験はないが弓道に興味のある方々,あるいは経験はあるが現在弓道を休んでいる方々にぜひ弓道を始めていただき,弓道の持つ爽快感,充実感および奥深さを感じてもらいたいと思います。連盟会員一同,新会員の皆様と一緒に弓道を楽しむことができる日を楽しみにしております。

(令和2年3月)

徳島県弓道連盟会長 大惠俊一郎